用途で変わるサングラスの選び方|釣り・ゴルフ・ドライブ

サングラスは「用途によってレンズの色と濃さを変える」のが基本です。 水中を見たいのか、芝の起伏を読みたいのか、対向車のライトを抑えたいのか。目的が違えば、残すべき光も落とすべき光も変わります。

「用途によって色を変えたほうがいいの?」というご質問は、店頭でもよくいただきます。答えは「変えたほうがいい」です。ただし、闇雲に濃くするのは逆効果になります。

この記事では、釣り・ゴルフ・ドライブ・アウトドアの4つの場面について、レンズ選びの考え方を高松市浜ノ町の長安眼鏡店が解説します。


用途で変えるのは「色」と「濃さ」の2つ

レンズの色はコントラストの出方を、濃さは入ってくる光の量を決めます。

色は、どの波長の光を多く残すかを決めます。同じ景色でも、色によって「見えるもの」が変わります。

濃さは、視感透過率(可視光線透過率)という数値で表されます。数字が小さいほど暗いレンズです。この数値には規格上の制限があり、特に運転では注意が必要です(後述)。

そしてもうひとつ、偏光の有無があります。水面や路面の反射光を取り除きたい場面では、色や濃さよりこちらが効きます。


用途別 サングラスのレンズ選びの目安

釣り:水中を見るなら偏光が前提

釣りで偏光レンズが定番なのは、水面の反射光を取り除かないと水中が見えないからです。

水面は強い反射面です。反射光を残したままでは、いくら濃いレンズをかけても水中の情報は得られません。偏光レンズを使うと、かけ上がりや沈み根、魚影が見えるようになります。

色の考え方は、光の条件で変わります。

  • 晴天・日中の海 — 濃いめのグレー系やブラウン系。眩しさを抑えつつ、自然な色味を保ちます
  • 曇天・朝夕・濁った水 — 明るめのブラウン系やイエロー系。光量が少ない条件でもコントラストを確保します
  • 一日を通して使う — 中間的な濃度を1本。条件がよく変わる方は、まずここから

当店は高松港のすぐそば、海まで5mの場所にあります。実際の水面を見ながらレンズを比べられるため、「この色ならここまで見える」を店頭で確認してから決められます。

香川県内の釣具店4店(香西釣具店・フィッシングタイガー坂出本店・ジャンプワールド今里店・SUNBITES/順不同)と提携しており、提携店でご購入のサングラスも無料でフィッティングと見え方の調整を行っています。


ゴルフ:芝の起伏とボールの視認性

ゴルフで見たいのは、芝のわずかな起伏と、空に上がったボールです。この2つは求める条件が違います。

グリーンの傾斜を読むには、緑のなかの明暗差が出るレンズが向きます。ブラウン系やローズ系は、緑に対してコントラストを付けやすい色です。

一方、空に抜けたボールを追うには、明るさが必要です。濃すぎるレンズでは白球を見失います。

そのため、ゴルフ用は「極端に濃くしない」のが基本になります。プレー中は林の中や日陰にも入りますから、明暗の変化に対応できる濃度が現実的です。

ずれにくさも重要です。スイング中に動くサングラスは集中を切らします。フィッティングで側頭部と鼻の当たりを調整すると、かなり改善します。


ドライブ:規格上の制限があります

運転用サングラスには、日本産業規格(JIS T7333)による使用制限があります。濃ければよいという選び方は危険です。

2018年に改正されたJIS T7333では、次のように定められています。

視感透過率制限の内容
8%以下運転用または路上での使用の禁止
75%未満薄暮または夜間時における運転用または路上での使用の禁止

罰則のある法律ではありませんが、視界が確保できない状態での運転は安全運転義務にも関わります。夜間や薄暗い時間帯に使うなら、視感透過率75%以上のレンズを選んでください。

日中の運転では、次の点が効きます。

  • 偏光 — 濡れた路面や前走車のボンネット、フロントガラスの映り込みを抑えます
  • 色 — ブラウン系やグリーン系は、信号や標識の色を大きく変えずにコントラストを上げやすい色です
  • 濃さ — トンネルの出入りを考えると、極端に濃いものは避けたほうが安全です

なお、偏光レンズはカーナビや一部の計器の液晶が見えにくくなることがあります。角度によって暗くなったり、ムラが出たりします。車種によって出方が違うので、気になる方は店頭でご相談ください。

夜間の運転が多い方には、特定の波長を抑えて対向車のライトのまぶしさを和らげる設計のレンズもあります。当店ではカールツァイスのドライブセーフを扱っています。


運転用サングラスのJIS基準

アウトドア・普段使い

キャンプや登山では、標高と反射面の多さを考えます。

標高が上がるほど紫外線量は増えます。雪面や砂地、水辺は反射が強い環境です。長時間の屋外滞在では、紫外線カットの性能を必ず確認してください。

環境省の紫外線環境保健マニュアルでも、屋外での紫外線対策としてサングラスの着用が挙げられています。帽子だけでは目に入る紫外線を20%程度しか減らせませんが、UVカット機能のある眼鏡やサングラスなら約90%減らせるとされています。正面だけでなく横からの入射もあるため、顔の形に合ったものを選ぶことも勧められています。

普段使いでは、濃さを抑えたものが使いやすくなります。室内に入っても外さずに済む程度の濃度なら、かけ外しの手間が減ります。デザイン面では、普段のメガネより少し大きめのサイズを選ぶと、サングラスらしいバランスになります。


1本ですべてをまかなえますか

結論から言えば、難しいです。

日中の海で水中を見るためのレンズと、夜間の運転で使えるレンズは、求められる濃さが正反対です。規格上も両立しません。

とはいえ、いきなり何本も揃える必要はありません。最初の1本は、いちばん使用時間が長い場面に合わせて選ぶのが現実的です。そのうえで、頻度の高い2つめの用途が出てきたら追加する、という順序をおすすめしています。

お持ちのフレームがある場合は、レンズだけ入れ替えるという方法もあります。当店ではお持ち込みのサングラスのレンズ交換を承っており、加工費は無料です。

▶︎関連記事:高松・香川で偏光サングラスを選ぶなら|TALEXプロショップが解説


よくある質問

Q. 夜でもかけられるサングラスはありますか?

視感透過率75%以上のレンズであれば、規格上は薄暮・夜間の使用制限に該当しません。ただし数字だけでなく、実際に信号の色が正しく見分けられるかを確認してください。

Q. 度付きにできますか?

できます。単焦点だけでなく、遠近両用の偏光レンズも作れます。当店では国内外7メーカーの偏光レンズを扱っています。

Q. 色は濃いほうが目に優しいのですか?

いいえ。濃いレンズは瞳孔を開かせます。紫外線カットのないレンズだと、かえって多くの紫外線が目に入ることになります。濃さと紫外線対策は別の話です。

Q. スポーツ用と普段用でフレームも変えるべきですか?

動きの大きい競技では、ずれにくい形状のものが向きます。当店ではスポーツ向けのモデルも扱っています。使う競技を教えていただければご提案します。


高松市でサングラスのご相談なら、長安眼鏡店へ

長安眼鏡店は、高松市浜ノ町の複合施設LIVLOV 2階にある、海まで5mのサングラス・メガネ店です。用途を伺ったうえで、レンズの色と濃さをご提案します。

  • TALEXプロショップ(香川県内に2店あるうちのひとつ)
  • 国内外の主要メーカーの偏光レンズを、実際の水面を見ながら選べます
  • 釣り・ゴルフ・ドライブ・アウトドア・普段使いに対応
  • 度付き・遠近両用の偏光レンズに対応
  • お持ち込みのサングラスのレンズ交換は加工費無料
  • 1級眼鏡作製技能士が在籍(スタッフ3名中2名)

長安眼鏡店(株式会社讃岐眼鏡)

  • 所在地:〒760-0011 香川県高松市浜ノ町49-20 LIVLOV 2F-A
  • 電話:087-887-1642(電話受付 11:00〜18:30)
  • 営業時間:11:00〜18:30(火曜日・第1・第3水曜日 定休)
  • アクセス:JR「高松駅」より徒歩10分
  • 公式サイト:https://sanukigankyo.com
  • オンラインショップ:https://www.nagayasugankyo.com

監修:長安 崇(1級眼鏡作製技能士/長安眼鏡店 店主)

参考・出典

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